映画の中で、スター女優が露出のあるシーンでも厭わず、
情熱的な感情表現をし、迫真の演技をする。
そこにはスター女優の"覚悟"と、
もはや演技なのかは分からないほどの"リアルさ"が存在します。
中には、撮影時に「前貼り」という、
俳優の局部を隠すために使用される薄い布やパッドを使用しない俳優や女優もいます。
今回は、そんな本気の"絡み"を演じきった女優とその作品を紹介していきます。
前貼りNG主義者同士の表現力頂上対決!
映画界で「前貼り不要女優」と称されているのが、
実力派女優で名高い寺島しのぶです。
彼女は2003年の映画『赤目四十八瀧心中未遂』で初主演し、
以来、濡れ場ではいつも全裸のまま演じるというスタイルを貫いているそうです。
彼女はトーク番組で「本当に愛し合っているように映りたいから、前貼りなんかしない!」と語ったことがあります。
そんな彼女と全く同じスタイルだと言われているのが、豊川悦司です。
彼女が豊川悦司さんと共演した映画『愛の流刑地』(2007年)では、
人妻を演じる彼女と作家役の豊川さんがW不倫に溺れる物語が描かれています。
映画の冒頭から2人は全裸のままで、激しいラブシーンが・・・
彼女は汗まみれになりながら豊川にまたがり、
「ああっ、ください。私を、めちゃめちゃに・・・・・・して、くださいっ」と壮絶で生々しい迫真の演技を披露しています。
視聴方法
「愛の流刑地」はU-NEXTでご覧になれます。
(2023年6月時点)
どんなにハードな役でもNGなし 大胆過激な魅惑の演技!
もはや「前貼り」など無意味とすら思わせるほどの
脱ぎっぷりを見せてくれる存在が、壇蜜です。
彼女の初主演作『私の奴隷になりなさい』(2012年)や第2作『甘い鞭』(2013年)は、
彼女が究極のSMの世界に挑んだ話題作として注目を集めました。
『甘い鞭』では、昼間は女医であり、夜はSMクラブのM嬢として働くヒロインを演じています。
壇蜜はそんな役柄の中で、客の男達から鬼のように調教され、
緊縛され、M字開脚状態で宙づりになり、
モザイクは当然かかってるものの全てを姿を曝け出しています。
因みに、この映画で壇蜜の少女時代役を演じた桝田幸希(間宮夕貴)も同様に、
M字開脚状態で宙づり姿というハードな役を演じきっています。
視聴方法
「甘い鞭」はU-NEXTでご覧になれます。
(2023年6月時点)
度胸溢れる今や人気のあの女優
2008年に公開された『蛇にピアス』で、
吉高由里子は初ヌードを披露しています。
この映画は劇界の巨匠である蜷川幸雄が監督を務めていましたが、
衣装合わせの時に、吉高は自ら裸を見せ、蜷川を照れさせたという逸話を持ちます。
そんな度胸の持ち主だけあって、
撮影時には「はがすと痛くて面倒」という理由で前貼りをせずに演じたそうです。
視聴方法
「蛇にピアス」はU-NEXTでご覧になれます。
(2023年6月時点)
原作者もドン引きの撮影
「エロス の伝道師」としての異名を持つのが杉本彩です。
そんな彼女の真骨頂を観れるのが映画が「花と蛇」 (2004年)です。
リアル&ハードなSM映画で、前貼りナシは当たり前!!
撮影現場では毎日アザを作り、 胸の先端に針を貫通させられるシーンも・・・
原作者の団鬼六が撮影現場を見学しに来た際、
「見るに堪えない」と言って帰ってしまったという逸話もあります。
杉本はその外見や容姿からサディストと見られがちですが、
彼女自身はむしろマゾヒストだと述べています。
だからこそ、映画での縛られる役が務まったのかもしれません。
インタビューでも、
「痛みに強くて忍耐力があり、メンタル的にもタフだ。」と応えています。
視聴方法
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日本映画史上 最も有名な伝説映画
1936年に阿部定という芸者が愛人の首を絞めて殺害し、
男性器をナイフで切り取って持ち去ったという 阿部定事件。
この実際に起きた事件を題材にして、
日本初の本番映画として話題になったのが『愛のコリーダ』 (1976年)です。
この映画は日本とフランス合作映画で、
日本では大幅なカットと修正が加えられて公開されました。
主演を務めた藤竜也がヒロインの松田暎子の秘部にゆで卵を挿入すると、
今度は松田がそれを産み落として、藤の口に入れるなど、
何度も過激な性愛を描写したシーンがあり、
それ故、監督と出版社社長がわいせつ物頒布罪で検挙起訴されました。
だが、一審二審ともに無罪となっています。
視聴方法
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